淡路島でロードバイクをレンタルしてみた
どうも、ローラー台を購入以降、空き時間にローラー台を回すので、ブログを書く時間がなくて困っているとりです。
職業柄、世間の休日に休みがとりにくい私ですが、今年のGWはうまい具合に休みがとれてしまいました。
とはいえ、休みが決まったのが直前だったので、宿もとれないし、遠出をして疲れを残したくないということで、日帰りで楽しめるところを…と考えていたところ、面白いお店を発見。
Bycycle Hub Awaji
珍しいロードバイクのレンタサイクル屋さんです。
しまなみ海道にはGIANTのロードレンタルがあるのを知っていましたが、淡路島にもロードをレンタルするお店があるとは知りませんでした。
淡路島なら、自分の自転車を持って輪行で行けるんですが、ロードに乗ってみたいけど、高いの買って乗れなかったらどうしよう……と悩んでるような人にとって、取りあえずレンタルで試せるのは良いですよね。
そんなわけで、最近ロードバイクに興味津々のロード未経験者、A子さんを連れて、日帰りレンタサイクルツアーへ繰り出すことにしました。
A子さん
「北坂たまごの『たまごまるごとプリン』が食べてみたいです」
とり
「あれは持って帰れないからね。自分で行くしかないね」
A子さん
「ぐぬぬ」
レンタルロードに興味があったから無理やり巻き込んだわけではありません。
で。
本日1日限りの 浮気相手 相棒。「ORBEA AVANT」コンポはSORA。
持ち込み装備を取りつけているおかげで、あんまりレンタル感がないですね。
GARMINさんも持ち込んだのですが、残念ながらマウントがあわなかった為、センサーのみ取りつけて、本体はポケットに入れておくことにしました。
ちなみに、今回は手を出しませんでしたが
こんな愉快なものもあります。1度試してみたいですね。
さて、未経験者のA子さん。まずは簡単な初心者講習を受けることになります。
ちなみに、参加者のほとんどが、ロード乗りのお父さん(旦那さん)に連れられて来たご家族でした。
家族をロード好きにしてしまえば、自分に対する風当たりが優しくなるのではないかという狙いが透けてみえますが、トラウマになって風当たりが強くならないことを祈るばかりです。
初心者講習は、STIレバーの操作方法、発進、停車と、未経験者でも安心の内容。
A子さんは 脚が短い バランス感覚が悪いのか、漕ぎだしでふらついてしまうのが少し不安でしたが、走りだせば慣れるだろうと考え、取りあえずスタートすることにします。
さて、今回、事前に予定したコースはこんな感じ。
A子さんの要望により、伊弉諾神宮、玉子まるごとプリンが食べられる「北坂たまご」、「あわじ花さじき」をめぐりつつ、初心者にも無理のない60kmコース。15-20km毎に休憩ポイントも設定し、我ながら完璧な計画です。
A子さん
「60kmって初心者向けの距離なんですか?」
とり
「大丈夫。兵庫県庁様公認の淡路島サイクリングマップでも、だいたい同じコースを走る『伊弉諾コース』は『初級』になってるよ」
とり
(『伊弉諾コース』は平坦だけどな)
で。
道がわからないので前は走りたくないというA子さんを先導して、まずは海岸沿いを南下。空はうす曇りですが、気温は暑くもなく寒くもなく、サイクリング日和と言えるでしょう。
A子さんがついて来れる巡行ペースがわからないので、後方確認をしつつ、25km/hを越えないよう、ゆっくりと走ります。こんな時には、先日紹介したREARVIZのバックミラーが大変役に立ちますね。
A子さん
「淡路島ってド田舎かと思ってたけど、意外と車多いですね」
とり
「関西ローディの聖地に対してなんたる暴言……」
とはいえ、GW中のせいもあってか、確かに車通りは結構多く、いまだに発進停止でふらついているA子さんに不安を覚えつつも、停止時は広い場所を心がけ、発進時は後続車は極力先に行ってもらうことで、無事に車の多い海岸沿い区間を抜けることができました。
A子さん
「この自転車ブレーキがききにくくて止まりにくいですよ」
とり
(握力がなさすぎる……)
なお、この辺りのコンビニ休憩で、ポケットに入れていたサイコンのスイッチが切れていることに気づいた為、今回の全行程のデータが取れませんでした。残念。
伊弉諾神社に到着。ここまで約20km、A子さん意外と元気そうです。
とりあえず、旅の安全祈願もかねてご参拝。
A子さん
「生きて帰れますように」
ここから、メインの目的地である北坂たまごまで10km弱。
特に何事もなく、無事に到着。
A子さん
「ぜはー、ぜはー……、坂の上とか聞いてませんでしたけど……」
とり
「なにごともなかった」
ともあれ、無事に念願の北坂たまごをゲット。
自分で画像加工しておいてなんですが、すごい絵面になりますね。
何もかけずに食べると、まんま玉子の味ですが、シロップをかけて食べるとプリンの味、シンプルですがとてもおいしいです。
A子さん
「醤油かけて食べてもおいしそうですね」
そんなわけで、ここまでで全行程の約半分。時間は正午を回りました。
今回の予定では、移動速度が読めなかったため、昼食ポイントを決めていません。まるごと玉子プリンや、途中コンビニで軽く飲み食いはしていますが、この先のルートを考えると、今のうちにしっかりと昼食をとっておきたいところです。
A子さん
「あれ、自分で行くしかないって言ってましたけど、そこに『配送承ります』って……」
とり
「さて、出発しようか」
良さそうな店があれば入って昼食にしようと考えながら走りだしてすぐに、何やら良い香り。
いくは茶屋 & 野口製菓
オープンしたてのお茶屋さんのようです。
店先の店員さんに聞くと、食事メニューもあるとのことなので、美味しそうな香りを信じて入ってみることにしました。
しらす卵かけごはん
北坂たまごと丸一水産のくぎ煮を使った特製巻き寿司
メニューの写真を撮り忘れましたが、他には淡路牛丼なんかがあり、お値段は600円~1000円ほどとお手頃でした。使っている玉子は、先ほどの寄った北坂たまごの玉子とのこと。
A子さん
「この巻き寿司美味しい!」
とり
「なにこの しらす玉子かけごはん……美味過ぎる……」
偶然立ち寄った店ですが、ここは本当に美味でした。
空腹補正と旅行先補正を差し引いても、こんなに美味しい しらす丼 は初めてです。
今後のアワイチでも是非寄りたいところですが、惜しいのは、通常のアワイチルートだと、このあたりは既に終盤で、昼食時を外しているだろう、ということですね。逆回りルートや、前日泊つきで早朝出立であれば、なんとかたどり着けるかもしれません。
店のウェブサイトやブログが無いか探してみたのですが、残念ながら見つけることが出来ませんでしたので、忘備録代わりに場所だけ示しておきます。
看板に「&野口製菓」とあるとおり、お菓子屋さんが一緒に営業していましたので、この先の補給食代わりに、草餅とどら焼きを買って出発です。
先述の淡路島サイクリングマップでは、ここからも海岸沿いを走って、島の北側をぐるりと周るのですが、今回は、花さじきに行きたいというA子さんの要望を受け、県道71号線から内陸部に入ります。
A子さん
「なんかすごい坂道に……」
とり
「ふぁいおー、ふぁいおー」
A子さん
「ぜはぜは、ちょっと黙って」
GARMINさんによると、斜度は最大で13%ほどでしょうか、緩急があるので、休みながらならA子さんでも登れるとふんだのですが……。
A子さん
「ぜひぜひ、もう無理、歩く」
登りはじめて1kmほどで完全に力尽きてしまいました。
8割押し、2割乗りくらいの割合で、なんとか3kmほどすすみましたが、目的地まではまだ4km、100m以上を登らなくてはいけません。
とり
「ほら、さっきかったどら焼きを食べて元気をお出し」
A子さん
「(もぐもぐ)美味しい……。でも、花さじきはもう良いから帰りたい」
とり
「仕方ない、ルートをB案に変更しよう(どら焼きうめぇ)」
実は今回、花さじきに行きたいというA子さんの要望でルートを作りましたが、途中の山岳部分はロード未経験者には厳しいのではないかと予測していました。
休みながらでもペダルを回せれば何とかなるかとも思ったのですが、漕ぎだしが安定しないので、登り坂でうまく乗り出せないようです。暗峠に行ったときの私状態ですね。
そこで、今回は花さじきを諦め、あらかじめ考えていたBルートへ変更を決めました。
花さじきへ向かう登坂ルートをパスし、そのまま山を下り、島の東側へ降りるルートです。
そんなわけで。
A子さん
「生きて帰って来たぞー」
とり
「ゴールおめでとう」
下りで事故ることもなく、15時半頃に無事、スタート地点の Bycycle Hub Awaji に到着しました。
レンタサイクルの返却時間が17時で、時間に余裕があったので、近くの温泉まで走ってゆっくりと身体を休めたあと、自転車を返却し、今回の淡路レンタサイクルツーリングは無事終了です。
A子さん
「温泉前が坂道とか聞いてなかった、とり殺す」
無事終了です。
◇◆◇◆◇◆◇
モチベーション維持の為にブログ村に参加してみました。
よろしければワンポチください。