淡路島ロングライド2016 前編
こんにちは、月刊とりらいど10月号です。
とり
「……よし、ごまかせた」
というわけで、何ごともなかったかのように淡路島ロングライド2016のレポをはじめます。
いつも前日走から書き始めて記事が長くなりすぎるので、今回は前日をダイジェストのみにし、すぱっと当日からスタートします。
もっとも、天気が悪かったので前日はほとんど走らず、協賛企業ブースを冷やかしたり、舞台のイベントを見たりしたくらいですけどね。
それでは、淡路島ロングライド2016レポ、レディゴー!
9月18日 イベント前日ダイジェスト
現地へは電車とフェリーを乗り継いで輪行。
明石から淡路を結ぶジェノバラインは自転車をそのまま載せれる便利仕様。
グリコさんの補給講座。今回、各エイドでグリコの補給食が提供されており、大変お世話になりました。
なんかやたらと言葉巧みな店員さんに捕まってサングラスをお勧めされてるの図。
ちなみに私は隙を見て逃げました。
ちなみにこの日は、台風16号が接近しており、SIMANOの旗がこんなにしなるほどの暴風状態。小雨もパラつき、翌日の開催が危ぶまれます。
そんな暴風のなかでも頑張るご当地アイドル(?)。すいません、良くわかりません。
雨と風で前日走もできないので、早々に宿に引き上げて一杯ひっかけて就寝。
以上、前日をダイジェストでお送りしました。
で、当日。
2016年9月19日 淡路島ロングライド2016 イベント当日
台風16号が迫るなか、淡路島に2000人の自転車野郎が集った。
前夜には豪雨と突風が吹き荒れ、一時はDNS(don't start)も検討しましたが、朝には雨もあがり風も多少は和らいだ為、無事の参加とあいなりました。すべては私の日ごろの行いの賜物でしょう。
ちなみに、メンバーはAACR、美山と同様、代り映えのしないメンツなので紹介は割愛します。
で。
今回の淡路島ロングライドは、追い抜きを防ぐため、足の速い人たちの先発Aグループと、後発のBグループに分けられています。
一見合理的なようですが、フィニッシュ制限時間はどちらも同じなので、足の遅い人ほど時間に余裕が無いという情け容赦のないシステムでもあります。
Aグループは5:45~6:20出走なので、猶予は10時間45分~10時間10分、対して、Bグループは6:20~7:15出走となり、猶予は10時間10分~9時間15分。
Aグループは「あわいち8時間で走り切れる脚力があること」という難易度の高い制限があるので、ならばBグループの序盤スタートを狙おうと、5時半には会場入りをし、6:20分の出走を目指し、万全の体制で臨む……。
はずだったのですが。
とり
「やべぇ、クリートがつかん」
出走前に新品に交換しておこうとクリートを外したところ、シューズ側のボルト穴が落ち込んでしまい、クリートが付かなくなってしまいました。
結局のところ交換はできないまま、とりあえず固定用のプレートを外し、なんとか無理やりに固定して出走ゲートに到着したときには既に6時半。出走を待つ参加者たちが長蛇の列を作っていました。
おまけに出走直前になって。
貨車
「う……、腹が……!」
Kindle
「俺もトイレ行きたいw」
牛
「俺もw」
とり
「お前らww」
とりあえず緊急事態が迫っているらしき貨車は大会本部のトイレを借りに走り、他の二人はとりあえず我慢してスタート後にコンビニトイレに駆け込むことにします。
なんとか出走ゲートに到着。
なんかこの時点で既に先行きに不安しかありません。
ちなみに、このイベントでは車体に計測タグが取り付けられており、スタート、ゴール、足切り地点で計測がされる仕組みになっており、スタートをすると「○○さん行ってらっしゃーい」と名前を呼んで応援してもらえます。
ともあれ。
AM7:00 スタート
ほぼ最後発ですが、無事にスタート。
朝から雲がかかっていた空ですが、我々がスタートすると一気に晴れました。すべては私の日ごろの行いが(略)
沿道では地元の方々が応援してくれます。美山もそうでしたが、地域ぐるみで盛り上がってるイベントというのは良いものですね。
出走までの不安も、明るい空と暖かい地元の方々の応援で吹き飛び、一行は足取りも軽く、洲本の第一エイドステーションを目指します。
とり
「あれ、ガーミンさんが死んだ」
※前日走後の電源切り忘れ
AM8:15 洲本エイドステーション(通過制限10:45)
スタートから30㎞地点。ここまではほぼド平坦。トイレを借りにコンビニに立ち寄っていたことを考えれば、まぁまぁのペースです。
さて、お楽しみのエイド食は。
おにぎり各種。
とんじる!
スナック。
ラインナップはわりと普通ですが、豚汁がポイント高いですね。
あと写真を撮り忘れましたが、どのエイドでもグリコのCCDドリンクが豊富に提供されていました。
スポンサーにグリコがいるおかげですね。ありがたやありがたや。
さて、この洲本エイドを超えると、いよいよ山岳ステージです。
立川峠~水仙ライン
淡いち難関四天王の一角、立川峠。平均勾配は8%。山頂付近には、ナゾのパラダイスというナゾに満ちたナゾの何かを擁する、淡いちの名物スポットでもあります。
もちろん私はいつも通り、ギリギリ生きている程度の速度で、えっちらおっちらと登ります。
途中で割と自転車から降りて押している人が多く、「よかった、2000人中最弱ではなかった!」という、レベルの低い喜びを感じつつ、なんとか登頂。
相変わらず下りだけは元気に駆け下り、そのままの勢いで海沿いの平坦区間、南淡路水仙ラインを走ります。
ちなみに、ここには半年ほど前に座礁したクレーン船が未だに撤去されずに残っています。事故現場で不謹慎かもしれませんが、男心をくすぐる無骨なかっこよさがありますね。
AM10:00 灘エイドステーション(通過制限10:45)
まさかの砂地!
砂地を歩くと、クリートに砂が入り、ペダルにはまらなくなって大変です。場所的に仕方がないのかもしれませんが、このあたりはもう少し配慮していただきたいですね。
ともあれ、お楽しみのエイド食です。
安定のおにぎりさん。
バナナ。
えーと……、何か練り物系の天ぷら。
おしるこ!
水とCCDドリンクは取り放題。ありがとうグリコ。
ここもラインナップは普通ですが、バランス良く取り揃えられています。
ちなみに、お汁粉は暖かいおしるこでした。まだまだ暑い季節ですから冷たいお汁粉でも良い気もしますが、暖かいものを食べるとほっとするので、これはこれで良いかもしれません。
さて、胃袋を満たし、ビンディングに詰まった砂を払い落として時計を見ると、時刻は10時15分。通過制限が45分なので、足切りまで30分。
とりの坂での速度低下を考えれば、余裕はまったくありません。
なにしろ、このエイドの先には、あわいち難関四天王のなかでも最強の、連続激坂が待ち構えているのですから……。
つづく。
次回予告
終わり無き激坂に、次々と自転車を降りる参加者たち。
悲鳴を上げる鳥足。
「と、とりサン、まさか足が……!」
次回、週刊とりらいど「とり、覚醒」
お楽しみに!
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