WAKO'Sの屋内洗車講座を受けてきました
どうも、とりです。
皆さん、洗車ってどうしてますか？
こんな感じでジャブジャブできたら気持ちよさそうですよね。
庭や広いベランダがある方は、こんな感じで問題無いのでしょうが、ベランダの狭いマンション暮らしではそうもいきません。
で、私の場合は、チェーンやディレイラー周りはパーツクリーナー、フレームなんかは台所用洗剤を薄めたものを霧吹きで吹きかけ、ちまちまと拭く、という洗車方法を行っていました。
この方法なら室内でも問題ないのですが、もうちょっとスマートに室内洗車ができないものか、と思っていたところ、いつもの自転車屋さんでWAKO’Sさんの室内洗車講座が行われるというので参加してきました。
※全体的にステマ臭い記事ですがお金はもらっていません（笑）
そんなわけで、本日の講師であるWAKO’Sのお二人。
※写真掲載の許可をいただいています。
WAKO'Sについては説明不要かもしれませんが、自動車用のケミカルで有名なメーカーですね。ホームセンターやカー用品店に行けばあちこちで名前を見かけます。
自転車用のケミカルも販売していることは知っていたのですが、全体的にお高いので、今まで使ったことはありませんでした。
なにせ、ホームセンターで安いパーツクリーナーを探せば840mlで400円とか、セールのタイミングを狙えば3本で1000円とかのものがあるのに、WAKO'Sのチェーンクリーナーは330mlで1500円以上です。
価格差が納得できるだけのものなのか、一度試してみたいとは思っていたので、無料で実際の効果を見れる今回の講座は願ったり叶ったりです。
で。
今回のモデルさんはこちらのMERIDAさん。
深夜通販の洗車グッズなんかは、専用の落ちやすい汚れを施すそうですが、これは自転車屋の店員さんの実車。ブルベとかにも参加する歴戦の猛者です。
結構がっつり汚れてます。
まずは足元を養生。といってもパッドを敷くだけです。
ちゃちゃっと前輪後輪を外し、
まず取りだしたのはこちら、WAKO'S チェーンクリーナー。
前述した330mlで1500円するクリーナーです。
お伺いしたところ、１缶でだいたい10回くらい使えるとのこと。
クランクを回しながらブシューっとかけていきます。チェーンと一緒にディレイラーやハブ回りにも遠慮なく吹きかけます。
一般的なパーツクリーナーと違い非乾燥性なので、ぬぐい取るまで蒸発せず、、一度吹きかけておけば無駄なくゆっくりと作業が出来るそうです。
確かにパーツクリーナーはすぐに乾くので、何度も吹き直しが必要ですね。
また、水溶性でゴムパーツなんかへの影響も無いので、基本的にはどこにかかっても大丈夫、おまけに臭いもなく、生分解性も高いので室内作業も安心とのこと。
一通り吹きおわったら、付属の豚毛ブラシでチェーンの汚れをこすり落とします。
流石に手慣れたもので、１分もかからずチェーンはピカピカになりました。
あっという間に綺麗になるもんだなーと感心して見ていると、
「これで見た目はきれいになりましたが、これだけだとダメです」
いきなりのダメ出し。
おもむろにチェーンをつまむと、ねじるように力をかけます。
ジャリ……ジャリ……。
表面の汚れはとれても、チェーンのコマとコマの間の汚れがとれておらず、この状態ではチェーンはスムーズに回らず、摩耗も早くなってしまうらしい。
そこで取り出したるがこちら。
WAKO'S フォーミングマルチクリーナー。
これをチェーンにブシューっとかけると。
写真が小さくてちょっとわかりにくいかもしれませんが、汚れがどんどん押し出されていきます。
泡の力で隙間から汚れを押し出すそうです。
チェーン全体に拭きかけたあとは、ウェスで拭きとって、先ほどと同じようにチェーンをねじってみると、キシリキシリと、金属のきしむ気持ちいい音がするだけで、先ほどまでのジャリジャリ音はすっかりなくなりました。
すっきり。
「オイルの性能を気にする人が多いですが、ここまでやってからでないとオイルにこだわっても意味がありません」
……耳が痛い話です。
このフォーミングマルチクリーナーも水溶性で、さらにノンシリコンなので、ブレーキにうっかりついても大丈夫。フレームはもちろん、リムやブレーキ周りの洗浄にも使える、まさに「マルチ」なクリーナー。
ごちゃごちゃして清掃しにくいリアディレイラー周りも豪快に吹きかけるだけ。
どこまでクリーナーをかけて良いか悩みがちなブレーキ周りもこの通り、がっつり吹きかけます。
一通り吹きおわったら、あとはウェスで拭き上げます。
このウェスもWAKO'S製で、頑丈で吸水性が良くてお勧めらしいです。何でも出してますねWAKO'S。
そんな感じで、フレーム、ブラケット、バーテープも拭き上げると、MERIDAさんはすっかりピカピカ。
ここまで、いろいろ説明しながらで30分ほど。
で、お次はオイルアップ。
使うのはWAKO'Sチェーンルブ＆WAKO'Sラスペネ。
ラスペネはCRE556で代用して問題ないらしいです（笑）
これは各所でも書かれていることですが、スプレー式のチェーンルブはクランクをぐるぐる回しながらブッシューっとやってはダメです。チェーン一周分に吹ければ十分なので、チェーンの継ぎ目を目印に、チェーンの内側から吹きかけます。
水置換性なので、水溶性のチェーンクリーナーやマルチクリーナーが残っていても、ちゃんと浸透してくれるので、乾燥を待つ必要は無いようです。
ただし、チェーンルブを吹いたあとは出来れば一晩かけて浸透乾燥させた方が良いらしいです。
「スプレー缶の金属ノズルは先を曲げておくと、缶を水平にしたまま吹きかけやすいし、プロっぽく見えます」
なるほど。
安物のスプレーはストローみたいな樹脂製ノズルなので曲げれないですけどね。
さきほどマルチクリーナーできれいにしたディレイラーやブレーキには防錆オイルのWAKO'Sラスペネを拭きかけておきます。これはブレーキシューにかからないようにだけ注意。それ以外はあんまり気にせずかけてしまって良いそうです。
あとははみ出したオイルをウェスで拭き上げて車体清掃は完了。
ホイールとスプロケットもフォーミングマルチクリーナー。
吹きかけてウェスで拭くだけ。
最後にフレームの表面保護にバリアスコートを塗って、作業は全て完了。
作業工程は説明時間も含めて1時間弱でした。
で、ここで清掃前、清掃後の Before After を乗せて終わらせれたら綺麗に終わったんですが、清掃後の写真を撮り忘れてしまったので、皆さん心の眼で見ておいてください。
ワーキレイ。
個人的には価格の高さにも十分納得ができました。
本日使ったケミカル類はこちら。
チェーンルブはお好きなものを使えば良いでしょうし、ラスペネはCRE556で代用がきくので、チェーンクリーナーとマルチクリーナーがあればだいたい同じレベルの作業が行えそうな感じです。
というわけで。
お買い上げ（チョロい）。
以上、ライドしない事に定評のある週刊とりらいどでした。
来週は久しぶりにロングライド、美山サイクルグリーンツアーに参加してきます。
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