京都美山サイクルグリーンツアー 前編
どうも、最近は暑いのでもっぱら夜に走っているとりです。
更新がずいぶんと遅くなってしまいましたが、前回予告していた「京都美山サイクルグリーンツアー」のレポートを始めます。
このイベントは、ロングライドイベントとしては珍しく、決められたコースというものがありません。
参加者は与えられた地図から自由にコースを決め、美山町全域に配置されたチェックポイントを周ります。
山間部なので、全体的にアップダウンが多い地形ですが、極端な斜度の坂も無く、11か所あるチェックポイントを全部周っても総コース長120㎞ほどと、ロングライドイベントの中では比較的優しいイベントといえます。
が!
それにも関わらず、例年の完走率はおよそ30%。
いったいどのような難関が我々を待ち受けているのでしょうか……。
7/30 前日走
イベントは30日と31日の両日にわたって開催されますが、我々が参加するメインイベント「ロングライドチャレンジ」は31日。
会場が京都なので、当日入りも不可能ではないのですが、他のメンバーが遠方なので、宿をとって30日には現地入りします。
メンバーはAACRと同じですが、いちおう紹介しておきましょう。
Kindle(きんどる)
ロード歴約3年。保護者。愛車は「BOMA Refale」
妙に機材トラブル率が高い。
貨車(かしゃ)
ロード歴約2年半。被保護者。愛車は「TREK Madone」
走力と事故率がメンバー中トップ。AACRで肋骨損傷後、初走行。
牛(うし)
ロード歴約8ヵ月。変態。愛車は「GIANT TCR0(通称「豆腐」)」
順調に変態度を高めて坂をアウターで登るのを趣味にするド変態。
とり
ロード歴約10ヵ月。鳥頭。愛車は「The MIYATA」
坂に弱いが暑さにも弱い。下りだけ元気。
ちなみに、この4人でのロングライドは今回で4度目なのですが、4人そろって無事にフィニッシュしたことがないという、なんとも不吉なメンバーです。おまけに、前回AACRで吹っ飛んだ貨車は、ようやく怪我が治ったばかりで、このイベントがリハビリライドだというのですから、不安しかありません。
ともあれ。
香川から移動するkindleの車に便乗し、13時頃に本部に到着。
翌日のスタートをスムーズにするため、受け付けをすませてゼッケンを受け取っておきます。
名古屋方面から移動の貨車と牛は、渋滞に巻き込まれているようで、まだ到着していませんが、熱い中待つのも嫌なので、先に走っておくことにしました。
当日はできるだけ峠を避けて走る予定なので、峠は今日のうちに登っておこうと、コース中屈指の斜度を誇る九鬼坂峠に向かいます。
とはいっても、距離は2㎞ほど、斜度も最大で10%程度なので、普段であれば大した峠ではありません。
が、この日の気温は御覧の通り。
やはりこんな季節に走るものではありません。
こんな季節は。
ジェラートに限りますね。
ちなみにここまでの走行距離は5㎞ほど。峠を越えているとはいえ、あきらかにカロリーオーバーですが、翌日にカロリー消費する予定なので問題ありません。
ジェラートを食べてクールダウンをしていると、貨車と牛が本部に到着したとの連絡が来たので、ここまでとは別のルートで本部に戻って合流することにしました。
森に入ると途端に気温が下がり、気持ち良く走れます。
ずっと森ならいいのに。
本部に戻ると、この日のメインイベント、「サイクル女子会」がスタートするところでした。小学生か中学生くらいの女の子も結構混ざっていて実に華やかです。
そんな華やかな会場の片隅で、華やかさの欠片も無いおっさんが集う。
先ほどとは逆ルートで町内をぐるっと走ります。
数か月ぶりのリハビリライドの貨車も問題ない様子。というか元々が変態すぎるので、多少弱くなったところで変態です。
峠で鳥がちぎれるのはもはやお約束。
Kindle
「なんかフロントハブから変な音がする」
とり
「またかw」
機材トラブルに愛される男Kindle。
幸い、本部にメンテナンスブースがあったので、ハブを分解してグリスアップしてもらうことで改善。ハブのグリス切れだったみたいですね。
で。
メンテナンスを終えると、会場ではなにやら素敵な光景が。
どうやら美山サイクルグリーンツアー名物の「地鶏乾杯」が行われるようです。
次々と焼き上げられ、配られる地鶏焼き。
乾杯なのでお皿ではなくカップ。中身は地鶏です。
地鶏にはビール、と言いたいところですが、自転車イベントですので、会場で売られているのはノンアルコール。
舞台挨拶がはじまりました。
会場アナウンスで「乾杯をします」と連呼していたので、当然乾杯の音頭があるのだと思って舞台の周りでカップを持って待機する参加者一同。
が、それを無視して延々と挨拶を続ける司会者。
とり
「乾杯しないのかよ……」
結局、いっこうに乾杯する気配がないので、みんな各々に飲み始めるグダっぷり。
なんとなく進行にいっぱいっぱいでな感じです。まぁこれもローカルイベントの醍醐味ですね。
で。
この日の宿、民宿ほそのにチェックイン。
会場付近の宿は早々に埋まって予約が取れなかったため、会場から車で1時間ほどの、ちょっと離れたところです。
お値段も安かったので、それほど期待はしていなかったのですが。
肉!
はもしゃぶ!
そば!
夕食は大変美味でございました。
特に、そばの実から栽培しているという自家製のそばは、のどごしも香りも良く、これだけでも十分に客を呼べるレベルでした。
そんなわけで、明らかに過剰なカロリーを摂取し、明日のライドに備えまたところで、後編へつづく。
次回予告
真夏の太陽が照り付ける中、ついに始まる京都美山サイクルグリーンツアー。
昨年は同時期に淡路島にいき、熱中症で死にかけた鳥。今年は生きて帰ることができるのか。
そして、初の4人そろっての完走を成し遂げることができるのか。
次回、週刊とりらいど「完走率30%の真実」
おたのしみに!
◇◆◇◆◇
モチベーション維持の為にブログ村に参加しています。
よろしければ下のバナーをワンポチください。