週刊とりらいど

主に頭と足が鳥並の初心者ローディによる活動報告。北摂サイクリング同好会所属。

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北摂サイクリング同好会所属。

とりインプレ:GT-ROLLER Q1.1 (使用歴約1ヶ月)

 どうも、とりです。

 AACR連載後に更新が止まって、「あ、死んだな」と思った皆さま、すいません。生きています。

 

 さて、開設から約2カ月ほどたった週刊とりらいど。

 お陰様で順調にアクセス数を増やしているのですが、ひとつ気がかりがあります。

 

 まずは下の画像をご覧ください。はてなブログアクセス解析画面です。

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 Googleからのアクセスの1/4が、「GROWTAC GT-ROLLER Q1.1 」のインプレ記事ですね。

 目新しい商品ですが、置いている店も少なく、試乗できる場はなお少なく、買って試してみるには高すぎる、といった事情から、インプレやレビュー記事を探している人が多いのでしょう。

 

 その結果として私のブログに辿り着いてくれる人が多いのは大変うれしいことです。

 

 が!!

 

 前回の記事は、インプレとは名ばかりで、実質的には開封の儀レベルです。

 なにしろ、開けて一回しか使っていないくらいの時に書きましたからね。

 

 たくさんの人が情報を求めてアクセスしてくれているのに、このレベルの記事では申し訳が立たちません。

 

 そんな訳で。

 

 使用開始から約一ヶ月、走行距離にして約200kmほど、まだまだ試乗レベルですが、ここまで使用した感想を記したいと思います。

 

GROWTAC GT-ROLLER Q1.1継続インプレ(使用歴1ヶ月)

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 前置きが長くなってしまいましたが、約1カ月使用したうえでの使用感から書いていきます。

 

走行性

 ローラーの回転は非常になめらかです。一定速度で走行中は、実走と比べても差を感じません。

 

 一方で、ローラーの重さ分の負荷があるせいか、実走よりも加減速が大きく、力を加えると一気に加速し、足をとめると簡単に減速します。その為、ロードバイク特有の、足を止めても勝手に転がっていく感覚が少なく、そう言う意味では、足をゆるめた途端に実走感が薄れます。

 

 ちなみに時速30km程度で走っていても、足を止めると5秒ほどで止まります。
 

安定性

 三本ローラーと違って、少々バランスを崩しても、スリップするような感覚がありません。普通にハンドルを握っていれば、路面を走っているのに近いグリップ感で、十分に安定して走れます。

 

 もちろん、完全に固定された固定ローラーとは比べるべくもありませんが、三本ローラーのように、「集中していないとこける!」という事は無いので、テレビを見ながらぼんやり走っていても大丈夫です。

 

静穏性

 自宅でローラー台を使うのはこれが初めてなので、比較が難しいのですが、店頭で試乗したことがある他のローラー台(固定ローラーや三本ローラー)と比べると、かなり静かな印象です。

 

 もちろん、それなりの音はしますが、ZONDAのラチェット音のほうがうるさいですし、扇風機を強にしていると、そちらの音のほうが大きいくらいですね。

 

 戸建住宅であれば、まずご近所迷惑になることは無いでしょうし、多少壁の薄い集合住宅でも、日中であれば問題無さそうなレベルです。レ〇パレスレベルで壁が薄い場合はその限りではありませんけど。

 

トレーニング効果は?

 気になるトレーニングの効果はどうでしょうか。

 

 あくまで体感レベルになりますが、わずか一ヶ月でも、バランス感覚は確実に良くなりました。

 

 最初はローラーの上で片手を離すのは難しく、ボトルを取ることが出来ませんでしたが、今は普通にボトルもとれますし、汗もぬぐえます。

 

 実際に外で走っていても、両手離しや片手離しでの安定感が増し、走りながら写真を撮るのが随分と楽になりました。

 

 ペダリングも安定したのか、以前はケイデンス100くらいでお尻が跳ねていましたが、今は110くらいまでは安定して走れます。

 

 脚力や持久力については、効果が出ているのか良くわかりません。

 

 AACRは琵琶湖や淡路に比べて、随分と楽に走れましたが、これはエイドの良さや景色の良さの影響が大きいような気がします。

 

 この辺は、もう少し長く使わないと効果がわからないかもしれませんね。

 

問題点

 さて、ここからは、個人的にちょっと気になる点を記載します。

 

 まず、使い始めて最初に気になった点がこちら。

 

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 「DON'T STEP(踏むな)」

 

 本体中央部分が折りたたみの可動部なので、強度的に踏んではいけない、というのは理屈としてわかりますが、ここは丁度乗り降りで足を付く位置なので、普通に乗り降りすると踏みます

 

 というかローラーが大きく、車高がかなり高くなるので、ローラー台単体だと、ここを踏まないと足が届かず乗れません(フレーム形状にもよると思いますが)。

 

 降りる時も、無理に床に足を付こうと車体を傾けると、高確率でバランスを崩します。ホリゾンタルでないフレームであれば、トップチューブをまたいで足が付くかもしれませんが、ローラーの枠や駆動ゴムを避けなければいけないので、やはり着地は難しいでしょう。

 

 結果として、乗り降り用の踏み台が必須になります。

 

 ここはMINOURAのMOZ-ROLLERのように、ちゃんと踏み台を作っておいて欲しかったところです。

 

 そして、第二の問題点。

 

 「折りたためるのに持ち運びがしにくい」

 

 もちろん、携帯性とか求める製品でないのは重々承知ですが、片づけるときに折りたたんで部屋の隅まで運ぼうとすると、はたと気づくのです。

 

 「持つところねぇな」

 

 と。

 

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 しっかりとした作りの前後フレーム部分は、折りたたむと中央に来るので、ここは持てません。

 

 両端にはローラーが来るのですが、ここを持つと当然、回って滑ります。

 

 では横にして持てばどうかと言うと、横方向にはクッション材がありませんので、置いた時に床を傷つけてしまいそうです。

 

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 設置しっぱなしの人にはまったく問題が無い点でしょうが、我が家のように普段はたたんで置きたい派のご家庭では、ちょっとしたストレスが発生します。

 

  そして最後の問題点

 

 「暑い!!」

 

 すいません、これはGT-ROLLERに限ったことではないと思います。

 でも暑い。とにかく暑い!

 

 扇風機を強にしておいても、15分も走ると汗だくです。

 エアコンを21度にしておいても1時間で全身びっしょりです。

 

 買う前は、「仕事に行く前に時間があるからちょっと走るか」といった使い方が出来るかと思っていたのですが、汗だく問題がある限り、そういった隙間時間の利用は難しそうですね。

 

まとめ

 とまぁ、多少気になる点はあれど、実際のローラー台の機能としては非常に完成度が高く、性能的にもバランスの良い商品だと思います。作りが非常に良いので、じこまん度も高いですしね。

 

 ただし、万人にお勧めできて、ローラーはもうこれで決まり!という商品ではありません。

 

 ・三本ローラー余裕。テレビ見ながら乗れるし、むしろティータイムできる。

 

 と言うテクニシャンは三本ローラーの方が良いでしょう。

 

 ・ローラーはトレーニングだ、実走感など不要。アブアブアブ。

 

 と言うストイックな人は固定ローラーで鍛え上げるのが良いでしょう。

 

 GT-ROLLER Q1.1は、

 

 ・固定ローラーはおもしろくなさそう

 ・でも三本ローラーは乗れる気がしない

 ・騒音が気になる

 ・タイヤが削れるのは嫌だ

 ・使わないときは片づけたい

 

 といった方にお勧めです。

 

 ちなみに、大阪にお住まいの方であれば、いつも私がお世話になっている本町の自転車屋さんで、試乗が出来ます。気になった方は是非試してみてください。

 

 以上、とりインプレッションでした。

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