AACR2016 Part 2 小熊山は遠くなりにけり
どうも、AACRの為に1日仕事を休んだら3日分くらいの仕事が溜まっててブログ更新する時間が作れないとりです。
さて、AACRレポート第二回、はっじまっるよー。
5月21日(土)
午前6:30、鳴り響く目覚まし時計。ゾンビのように蠢きだす一同。
この日の予定は、レンタカーを使ってAACRの受付会場である松本梓水苑へ向かい、受け付けを済ませた後、前日走として小熊山でヒルクライム、その後宿に向かう流れです。
※【前日走】
遠方の移動では、自転車を輪行や車載で運ぶため、メカトラブルが起きやすく、また、大事な装備を持ち忘れていたりといったことが良くあるので、本番前に実際に走行し、問題がないか確認をします。とても大事です。
幸い、昨日のうちに積載は完了しているので、顔を洗って着替えてしまえばすぐに出発できます。
自転車4台を詰めるハイエースは便利ですね。
空は雲一つないドライブ日和。
とり
「お腹が減ったよ。助けてヨウカンマン」
「最初のSAまで我慢しろ」
※【ヨウカンマン】
お腹が減ったローディの前に颯爽と現れ、スポーツ羊羹を差し出して去っていくヒーロー。
途中のインターで朝ごはんを食べ、途中休憩をはさみつつ、走る事4時間ほど。
とり
(すやー)
Kindle[運転中]
(人に運転させてガチ寝だと……)
いよいよ受付会場の松本市梓水苑へ。
「WAKOSカーだ!」「SIMANOカーもいるぞ!」
「MAVICカーだ!!」「おおお!」
いちいち盛り上がるおっさんたち。テンション上がってきました。
「おい!あれを見ろ!」
「あ、あれはまさか……!」
「フォルトゥーナ!」
「ロングライダース!!」
「すげぇ、ガチなお方だ!」
※【FORTUNA】
漫画「ろんぐらいだぁす!」の主人公チーム(?)の名前。
作中にAACRが登場するので、会場では痛車や痛ジャージをたくさん見かける。
順調にテンションを上げつつ会場に向かう一行。
時間が早めなので会場は比較的すいていました。
特に並ぶこともなく、車検証と受付票を渡し、ゼッケンと記念品のボトルを受け取ると、協賛企業のショップブースへ。
こういうのはお祭り見たいで楽しいですね。
ウェアやグッズがかなりお買い得な価格で提供されていますので、うっかりすると物欲に呑まれて死にます。
とり
「POLARのボトル1000円で売っとる。買っとこ」
うし
「C3Fitのコンプレッション靴下が良い感じ」
とり
「どらどら、ほんまや、買っとこ」
呑まれて死にます。
大会の特別協賛企業、SPECIALIZEDのブースでは試乗会をやっていました。
とりあえず乗れるものには乗っておく。
普段乗っているのが重量級のクロモリなので、こういう試乗会で軽量バイクに乗ると軽さに驚きます。
とり
「試乗したらノドが乾いた。何か飲むか」
ジュース配りのお姉さん
「野菜ジュースどうぞー」
とり
「あざすあざす(ゴクゴク)安曇野のジュースは美味しいですね!」
ジュース配りのお姉さん
「すいません、このジュース大阪で作ってます……」
とり
「なん……だと……」
貨車
「とりどんとりどん、kindleが試乗行ったまま帰ってこないんだが」
とり
「テンション上がりすぎて突っ走ってったんじゃないのか」
「ただいま、試乗コース長すぎだろ」
とり
「え、往復5kmも無かっただろ、ミスコースしたんじゃね」
うし
「試乗コース11kmだって」
「ミスコースしてんのお前じゃねーか」
とり
「なん……だと……」
そんな感じで企業ブースを満喫した一行。
WAKOSのメンテナンス講座や、アロママッサージなんかも気になったのですが、あまり長居をすると、この後の前日走に差し障るので、正午を過ぎたあたりで一旦撤収し、車で小熊山へ向かいます。
とり
「取りあえず腹が減ったから適当な店入ろうぜ」
貨車[運転中]
「おっけー」
とり
「その店良さそうじゃね」
貨車[運転中]
「了解ー(無減速で走り抜ける)」
とり
「止まれよww」
というような意味不明なコントを数回繰り返し。
ここを逃したらもう店が無い、というあたりで無事に蕎麦屋に到着。
鴨ざるを注文。
のど越しの良い蕎麦と、ネギと鴨肉がたっぷりの汁。山椒を効かせて食べると、とても美味です。
腹ごしらえを終えると、一行はいよいよ小熊山ヒルクライムのスタート地点、木崎湖へ到着しました。
木崎湖は、AACRの本走でも湖沿いの道を走ることになるのですが、そこから登る小熊山のパラグライダー場からは、湖が一望できる絶景地として有名で、AACRの前日には、そこで記念写真を撮るのが定番らしいです。
さて、駐車場に車を止め、各自各々の自転車を組み立てにかかるのですが。
とり
「ぎゃあああ、ホイールに傷がぁぁ!」
輪行や車両積載をしていれば良くある事とはいえ、結構ヘコみます。
特にこのホイールは北摂の会長から継承した(お古を安く譲ってもらった)大事なホイールですから、心理的ダメージは倍増です。
走りだす前からダメージを受けつつも、組み立てを終え、走行前点検をすませて、いよいよスタート。
空と緑が本当にきれいです。
天気が良い為、日差しは強いですが、都会のようなジメっとした暑さはなく、カラっとした気持ちの良い陽気。
ヒルクラが苦手な私ですが、この絶好の天候で山頂の絶景が見られることを想像すると、どこまででも走って行けそうな気がします。
一行のペダルを踏む足は軽く……。
(カツン……カツン……)
とり
「……ちょっと」
(カツン……カツン……)
とり
「なんか変な音が……」
先頭を走るKindleのBOMAから、3番目を走る私の耳にも聞こえるくらいの異音がしています。
(停止のハンドサインを出して減速)
貨車
(がしゃーん)←そのまま突っ込んだ
「止まれよww」
貨車
「すまんすまんw」
よそ見でもしていたのか、軽い玉突き事故が発生。速度が出ていなかったので、大きな問題はありませんでしたが、こいつは大体いつもこんな感じなので油断できません。脚力は一番あるのに、残念な男です。
取りあえず路肩に自転車を止め、車体をチェックしたところ、なんとなくリアディレイラーがおかしくて後ろのギアがうまく噛み合っていない気がする、というところまではわかりましたが、原因を特定して修理が出来るほどのメンテ力のある人間はここにはいません。
「この先の木崎湖キャンプ場にプロが居るから、そこまで行ってみよう」
この日、木崎湖キャンプ場では、「ロングライダース木崎湖ファンミーティング2016」が開催されており、プロのショップ店員さんが参加しているらしい。
※【ロングライダース】
ちょっと頭のネジが吹っ飛んだ(褒め言葉)人たちが作っている自転車系同人誌。
500kmくらいがゆるポタらしい。頭おかしい(褒め言葉)。
前述の「ろんぐらいだぁす!」とは無関係ではないが別物。
そんな訳で、1km程ゆるゆると走って木崎湖キャンプ場へ。
「ダメだ、(知り合いのショップ店員さん)どっか出かけてるって」
とり
「OOPS……」
仕方がないので、素人4人でリアディレイラーをいじくってみますが、やっぱり良くわかりません。むしろ悪化している感もあります(笑)
「仕方ない、自転車屋にもっていこう」
とり
「仕方ないね」
音がしているだけ、とはいえ、山道の下りで何か起きれば命にかかわります。
ここは無理をするところではないと判断し、前日走は中断。BOMAを自転車屋へ持っていくことに決めました。
自転車屋へ持って行ってすぐに直ったとしても、折り返して来て登りなおしていると日が暮れてしまうので、この時点で、小熊山ヒルクライムは中止が決定です。
とり
「さらば小熊山、来年また会おう」
はたしてkindleは無事にAACRへ出走できるのか!
次回、週刊とりらいど「復活のKindle」お楽しみに!
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