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週刊とりらいど

主に頭と足が鳥並の初心者ローディによる活動報告。北摂サイクリング同好会所属。

主に頭と足が鳥並の初心者ローディによる活動報告。
北摂サイクリング同好会所属。

風速5メートル ~BRM225浜名湖200③~

 どうも、暖かくなってきて気候的には走りやすい日が続いていますが、走ると翌日に花粉症が悪化して死にかける、走りたいけど走ると辛い、そんなジレンマに苛まれているとりです。

 

 さて、そろそろブルベレポを終わらせておかないと、次の記事にうつれないので、サクサク進めましょうか。

 

 無事に第2PCを追加した一行。

 しかし、通過制限時間に対する余裕は30分を切っており、予断を許さない状況です。

 

 ちなみに、ブルベの通過制限時間は、15km/hを基準に設定されているので、本来であればそれほどキツイものではありません。

 

 なにしろコースはほぼ平坦。平坦無風であれば、いかに貧脚の私でも、27km/h~30km/hで巡航が可能ですので、休憩時間を差し引いても、余裕は十分にあるはず。

 

 無風であれば。

 

 そう、この日は東向きの風5m/s、つまり時速18kmの向かい風。

 

 「自転車探検!」さんのサイトにある必要動力計算器で計算してみたところ、風速0m/sと5m/sでは、同じ速度を出すのに必要な動力は2倍強……。

 

とり
「こらあかん、任せるわ」

 

 早々に先頭をあきらめて後ろに下がるとり。

 代わりに前に出るのは、普段であれば向かい風などものともしない変態貨車なのですが。

 

貨車
「荷物が重すぎてふらつく…」

 

 この日は万全を期しての重装備が完全に裏目

 

 なにしろ。

 

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 フロントに2キロ。

 

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 サドルに3キロ。

 

 合わせて5キロ。軽量カーボンフレームの車体が7キロ台としても、実に私の重量級クロモリ(完装重量11キロ)を超える12キロ超の超重量級。

 

 こいつは修行でもしてるのか…。

 

 プラス5キロ加重で200㎞走ろうという思考が理解できない。

 

 ともあれ、ここは貨車に頑張ってもらうしかありません。

 

 折り返しコースである今回のBRMは、第3PCが折り返し地点。そこを過ぎれば向かい風は追い風に変わるはずです。

 

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 コースは海岸を離れ、浜名湖の東湖畔を走り、さらに浜名湖から突き出した緒鼻湖(いのはなこ)を周ります。

 

 海岸を離れると多少風がやわらぎますが、進行方向が変わったため、油断すると思わぬ方向からの風で横に流されそうになるので油断は禁物です。

 

13:10 第3PC 浜名湖コスタ(通過制限13:38)

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 なんとか30分の貯金をキープしたまま第3PCに到達。

 

 「はためく」というレベルを通り過ぎている旗をみると、この日の風がどれほど強かったかわかっていただけるかと思います…。

 

 ここ、浜名湖コスタは浜名湖と緒鼻湖をつなぐ場所にある遊覧船乗り場で、中には何故か、たくさんの変わった自転車が展示してありました。

 

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 木製自転車とか。

 

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 謎の並列二人乗り自転車とか。

 

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 中二心をくすぐられるクルーザータイプとか。

 

 時間があればゆっくりと見ていきたいところですが、制限時間に余裕が無いので、トイレ休憩の間に眺める程度にしておきます。

 

 ちなみに、このPCは今回唯一の有人PC(コンビニ等のレシートチェックではなく、スタッフが通過時間を確認するPC)になっていたので。スタッフにブルベカードを見せ、通過時間を記載してもらうことになります。

 

第3PC 浜名湖コスタ ~ 

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 突風吹きすさぶ浜名湖コスタを 後にし、浜名湖の西湖畔を走ると、いよいよ復路に入ります。 

 

 行きも帰りも向かい風、というのは自転車業界では良くあることですが、この日は幸い、朝から晩までずっと風は東向き。

 

 つまり、復路は。

 

とり
「追い風サイコー!」

 

  超ヒャッハー区間です。

 

 普段であればとりが無理しないレベルの巡航速度は30km/h弱、27~28kmとかその辺なんですが。

 

とり
「やべぇ、軽くしか漕いでないのに35km/h以上出るww」

 

 下り坂と追い風では元気になるとり。

 意気揚々と先頭に出て調子良くペダルを回します。

 

 この速度であれば、ここから先のPCで通過制限に引っかかる心配もなく、十分余裕を持ってゴールできるはずです。

 

 なにごともなければ。

 

貨車
「あ、ペダルが壊れた…」

 

とり
「どういうことだってばよ…」

 

 まぁ我々の旅路に「なにごともない」などということがある筈無いんですけどね…。

 

 どうやらペダルのクリートを固定するためのスプリグが吹っ飛んでしまい、クリートが固定できなくなってしまったらしい。

 

貨車
「固定は出来ないけど走れるから問題はないよ」

 

 問題はある気がしますが、走行に危険が伴うというレベルのトラブルではないので、そのまま先へ進むことにしました。

 

とり(一級フラグ建築士
「まぁ時間には十分余裕があるし、これ以上何か起きなければ問題は無いだろう」

 

 で。

 

 PC3からPC4は距離があるので、途中コンビニ休憩をはさむことにします。

 

 そこで、とりが見たものは。

 

とり
「あ、あれは!」

 

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 青いMIYATA!!

 

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 世にも珍しいMIYATAコラボ。

 

 お互いに「自分以外でMIYATAのロード初めて見た」と言い合うほどにレアなMIYATAロード。まさかこんなところでお目にかかるとは思いませんでした。

 

 コンビニで青MIYATAのオーナーとしばしダべリング休憩をした後、一行はスタートから170㎞地点にある第4PCを目指します。

 

16:30 第4PC ローソン 掛川千浜店直前

 風は相変わらず気持ちの良い追い風。

 

 最後に多少の登りを残しているとはいえ、時間には十分余裕があるので、気分的にはもう完走した気分です。

 

 鼻歌交じりに走っていると、前方に第4PCであるローソンが見えてきました。

 

とり(一級フラグ建築士
「これなら暗くなる前にゴールできそうだな。夕飯何食べる?
 …あれ?」

 

 後ろに誰もいません。

 

 とりあえず目の前にある第4PCであるローソンに入り、少し待つことにします。

 

 待つことしばし。

 

貨車
「お待たせー、Kindleがパンクしたみたいだ」

 

とり
「まじでか、相変わらず機材トラブルに愛されてんな」

 

 とりあえず買い物をしてPCチェック用のレシートを確保し、更に待つことしばし。

 

Kindle
「お待たせ、とりあえずクイックショットを入れて応急処置したわ」

 

※クイックショット

 スプレー缶の中に速乾性の液体ゴムとガスが入っているパンク修理剤。

 バルブから注入すると、小さな穴なら内側からふさいでくれると同時に、最低限走れるレベルの空気圧まで充填してくれる便利グッズ。

 穴の大きさによってはふさげないので過信は禁物。

 

とり
「まぁ時間に余裕のある時で良かったよ」

 

 この時点で時間は17時前。ここ、第4PCの通過制限は17:54。

 前半の通過制限に余裕のないタイミングでのパンクであれば致命傷ですが、幸い、今は一時間以上の余裕があります。

 

 ちなみに、第3PCの通過時点で貯金は30分を切っていたので、そこからの70㎞ほどで30分以上稼いだことになります。追い風ってすばらしいですね。

 

 で。

 

 クイックショットによる充填はあくまで応急処置で、そのまま長距離を走れるものではありません。

 残りは30㎞なので、そのまま走って走れないことも無いのでしょうが、時間に余裕があるので、大事をとってチューブ交換をすることにしました。

 

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 パンク修理にいそしむkindleの横で。

 

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 悠々とラーメンを食うとり。慈悲はない。

 

 日が傾き、気温が下がってきたため、暖かいものが身に沁みます。

 

17:40 再出発

 Kindleが普段使わないCO2インフレーターでの空気入れに手間取っていたので、その間にゆっくり休憩してラーメン食べて、冷えて来たので店内であったまって…とやってる間にうっかり30分以上経過し、ようやくパンク修理が終わり、再出発です。

 

 制限時間への貯金はほぼなくなってしまいましたが、相変わらずの追い風なので、これ以上何も無ければ、問題なく間に合うはずです。

 

とり(一級フラグ建築士
「ちょっと遅くなったけど、まぁこれ以上何も無ければ大丈夫だろ」

 

 

 パァン!

 

 Oh…

 

 まさかの再パンク。

 

 チューブ交換の際に噛んだのか、空気圧を高くしすぎたのか、大事を取ってのチューブ交換がまさかの裏目

 

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 この時、時刻は17:50。ゴール制限は20時。距離はおよそ30㎞だが、最後には峠が待ち受けている。

 

(これは間に合わないかもしれない)

 

 一行の脳裏にDNFの文字がよぎる。

 

 が。

 

とり
「とりあえずやれるだけやろう」

 

 頭を切り替え、チューブ交換に取り掛かる一行。

 

とり
「タイヤレバー」

 

貨車
「ほい」

 

とり
「チューブ」

 

Kindle
「ほい」

 

とり
「タイヤ装着OK、噛み確認OK、ポンプ」

 

 再パンクの原因がCO2インフレーターでの過充填の可能性があったため、安全のため携帯ポンプで空気を入れ。

 

とり
「よし、完了」

 

 見事な連携でものの数分でチューブ交換を完了。

 なぜこの手際がさっきのパンク時に発揮されなかったのか。

 

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 すっかり日が暮れた夜道を駆ける一行。

 

 幸いなことに、追い風は相変わらずで、体力的にも余裕があるので、速度は十分に出ます。

 

 が、

 

とり
GARMINさんが死んだ…」

 

 予定よりも走行時間が長くなってしまったことで、ギリギリ持つだろうと想定していたGARMINのバッテリーが切れてしまいました。

 

 GARMINさんが死ぬと速度も残り距離もわかりません。しかし後はゴールだけなので、余力を残さず全力で走るのみ。

 

 平坦区間を走り抜け、そして最後の登坂へ。

 

 暗闇の中での登坂は、先が全く見えないため、ペース配分ができません。

 自分が今いるのが、坂の半ばなのか、終盤なのか、それともまだ序盤なのか、それがわからないので、どれだけの余力を残せば良いのかもわかりません。

 

 とにかくこの坂を越えればゴールは目前。

 

 暗闇のなか、無心でペダルを回し。

 

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 越えた。

 

 ◇◆◇◆◇◆◇

 

19:35 ゴール地点 島田川越広場

 日が暮れて急激に冷え込む中、ゴールした我々を、スタッフが暖かく迎えてくれました。

 

 通過したPCのレシートをチェックしてもらい、ブルベカードにゴール時間を記入してもらえば、はれて完走が確定です。

 

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 ゴールテントでは暖かいリゾットをいただきました。

 日が暮れて気温は一気に0度前後まで下がっていたので、この暖かさが本当にうれしかったです。スタッフの皆さんありがとうございます。

 

 ◇◆◇◆◇◆◇

 

 こうして、

 

 午前6:30にスタートしてから、時間にして約12時間。

 

 距離にして200㎞。

 

 多くのトラブルとフラグに愛されながらも、なんとか無事に、全員そろって時間内完走することができたのでした。

 

 -完-

 

 さぁ、次は400㎞だ。

 

 ◇◆◇◆◇◆◇

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