とりレポ サイクルモードライド大阪2017
どうも、とりです。
ブルベレポートの途中ですが、今回は予定を変更して、先日大阪の万博公園で開催されたサイクルモードライド大阪2017のレポートをお送りいたします。この手の記事は賞味期限がありますしね。
まぁ、既に各所の自転車系ブログでもレポートされているので、既に賞味期限切れの
気がしないでもないですが……。
さて、サイクルモードライド大阪2017。
西日本最大級と謳っているだけあって、かなりの混雑が予想されます。私は昨年も行ったのですが、そのときは昼前に行ったら駐輪場入るのに30分行列、人気メーカーの試乗車は数時間待ち、といった状況でした。
そんなわけで。
開場前に現地入り。
開場は9時半だというのに既に長蛇の列です。
ちなみに、私は去年に続いて今年も自転車で会場に行ったのですが、会場には特設駐輪場が設置されており、利用時には自転車のブランド等を記載した利用書と、身分証明書で照合するという万全のセキュリティ体制で安心です。
閑話休題。
このあとも行列は増え続け、開場直前には後ろが見えないほどになっていました。
そして開場。
立ち並ぶたくさんのメーカーの旗を見るとテンションがあがりますね。
お目当ての試乗車へダッシュしたいところですが、各所でスタッフが「走らないでくださーい!」とアナウンスしているので、皆さん競歩で進みます。
この日の私のお目当てはこちら。
PI・NA・RE・LLO・!
言わずと知れた大人気メーカーです。
昨年は試乗待ち列が100人越えの大変なことになっていて乗れなかったので、今回こそはと真っ先にやってきました。
ちなみに、メーカーによるのですが、試乗の整理券等を発行されていないメーカーが多いので、人気メーカーに乗りたい場合は朝いち狙いでないと相当の時間を行列に費やすことになってしまいます。
なんで整理券用意しないんでしょうね。
で。
とったどー!
DO・G・MA・!
レーシングモデルの最高峰。
極限まで軽く、ひたすらに速さを求めた、私の乗っているクロモリとはコンセプト的に対極にあるものです。
お値段なんとフレームだけで615000円。
おまけに今回はDURA-ACE DI2搭載車。車体価格100万越えは間違いありません。
けして手に届かぬ、仮に届いても怖くて絶対乗れない系最高級車です。
こう言う試乗会で、何に乗るかは結構悩むんですが、今回は「普段絶対乗れないようなものに乗る」方向で行きます。
購入予定のある人や、次の買い替えを検討している人は、現実的なモデルに乗って購入の判断材料にするのでしょうが、今の私は買い替え予定はありませんので「どうせなら最高峰を体験してみよう」というわけです。
遠くの方でえらいひとたちが舞台挨拶をしています。
誰も聞いてませんが、これが終わらないと試乗が始まりません。
ともあれ、試乗車を受け取り、試乗コースへ。
ふぉぉぉぉぉ!なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!
レーシングモデルというと、なんとなく硬い乗り心地を想像していたのですが、全ての挙動がものすごく優しくなめらかです。
表現力に乏しいので、あまり適切な言葉が出てこないのですが、ペダルにかけた力が1.5倍くらいになってぐいーんと伸びる感じです。良くしなる弓のような印象でしょうか。このあと、電動アシスト系の自転車にも試乗したのですが、ある意味それに近い、「押されている」ような、自転車が「もっと速く!もっと前へ!」と後押しをしてくるような感覚です。
一周2㎞の試乗コースがあっという間にすぎさりました。
これが、これが高級ロードの世界か……。
危ないところです。これがもし、ギリギリ手の届くような価格帯であれば、うっかり翌日には自転車屋に駆け込んで「これください」してしまうところでした。
さて、試乗車を返却し、会場内を見渡すと、既に主要メーカーの試乗は長蛇の列。
目的だったドグマも無事に乗れたので、あとはゆっくりと会場内を散策しようかとも思ったのですが、ピナレロの向かいのブースでちょっと気になっていた試乗車を発見。
Ridley HELIUM
先ほどのドグマがレーシングモデルの最高峰なら、こちらはヒルクライムモデルの最高峰。
クライマーを目指すつもりはさらさらないのですが、昨年、同じRidleyのFENIXに乗って、割と好印象だったので、コンセプトの違いで乗り味がどう変わるのか興味があったので、ちょっと試してみることにします。
とはいえ、リドレーも大変人気のあるメーカなので、30分ほど行列に並び……。
で。
走り出してまず思ったのが「硬い!」ということです。
直前に乗ったドグマが凄まじくしなやかだったので、余計にそう感じたのかもしれませんが、路面のギャップを緩衝することなくすべてストレートに伝えて来る感じで、正直これで長距離を走るのはキツイ気がします。
とはいえ、ヘリウムの売りは登坂力。2㎞の試乗コースは後半部分が斜度5%程度の軽い登坂になっています。
坂道に差し掛かり「さぁヘリウムよ、お前の力を見せてみろ!」とペダルを踏み込んだその時。
パァン!
Oh……
まさかのパンク。
自転車を路肩に寄せ、近くのスタッフにどうすれば良いか指示を仰いだところ、途中離脱できるところはないので、ゴールまで押していってほしいとのこと。
Oh……
パンク状態であまり加重をかけるとホイールを痛めてしまうので、パンクしたリアに加重をかけないように気を付けながら、コースの端を押して歩きます。
最軽量ロードであっても、パンクして転がらないタイヤの状態で押すと凄く重いですね!
延々1㎞ほどのコースを押して帰り、リドレーブースへ。
「すいません、パンクしちゃったんですけど」
「あー、ちょっと待ってくださいね」
スタッフがブースの裏手にヘリウムを持って行き、つんである機材をガサゴソ。
「すいません、チューブレスなので修理には時間がかかりそうです……」
Oh……
予備ホイール無いんかい。
素直な感想として、1日に数百人が試乗するイベントで、パンクを想定していないのはどうなの……?
私がかなり露骨に「マジかよリドレーマジかよ」みたいな顔をしているのを見て、スタッフは「ちょっと待っててください」と言い残して展示ブースへ。
しばらくして、展示車からホイールをもぎ取って帰ってきました(笑)
ホイールを交換して空気を入れてもらい。
気を取り直して再出発。
と、散々手間をかけてようやくヘリウムで坂を試せたわけですが。
うーん。
確かに軽い。軽いけど、ドグマのときのような「押されている」感はありません。ドグマは、グッとトルクをかけると、しなって反発する感じでグッと伸びるんですが、ヘリウムは、グッと踏むとそれがそのまま下に抜けていく感じで、伸びがありません。
これは、私のペダリングが下手で、ちゃんと回せてないせいかなーと思うのですが、硬くて疲れそうな点もあり、ちょっと私には合わないかな、といった感想です。
トルクをかけるよりは、坂道くんみたいにクルクル回すペダリング向きなのかもしれませんね。
◇◆◇◆◇
ともあれ、ひとまずレーシングモデルとヒルクライムモデルの最高峰を体験できて満足したところで午前の部は終了。ランチタイムです。
同時開催のサイクルキッチンへ向かうと、ちょうどお昼時なので、こちらも結構な混雑っぷり。
ざっと見て回ったところ、「肉・肉・ラーメン・肉・カレー・肉・ラーメン」っといった感じの、実に自転車乗りが喜びそうなラインナップです。
とりあえず行列があまり長くなっていない肉へ並び。
ステーキ丼をゲット。
おまけで馬肉ソーセージと馬肉串もゲット。
この馬肉屋さん、以前大阪城公園で開催された屋台フェスのときにも見かけた店で、大変美味しいのですが、なぜか毎回行列が皆無です。馬肉って敬遠されるんですかね。
寒いせいであっという間に冷めてしまうのが難点でしたが、ステーキ丼も馬肉も美味でした。
◇◆◇◆◇
午後、腹ごしらえをすませ、再び会場へ。
主要メーカーの試乗列はさらに伸び、これから並ぶのはちょっと絶望的な感じなので、午後からはブースをゆっくりと見て回ることにします。
割と面白い展示が多く、各店舗ゆっくり見て回っている間にあっという間に時間がすぎてしまったのですが、夢中で写真をあまり撮っていなかったのでダイジェストでお送りします(笑)。
各所で売り切れ続出の人気ベル、KNOGの限定モデル(非売品)
ちょっと写真が分かりにくいですが、和柄の刻印が入っていて超かっこいいです。
「世界に5個しかないので売れません」とのこと。量産してくれよ!
なぜか軽量化よりもこういった重装備にあこがれてしまいます。
いつかうちのESCAPEを旅仕様にして自転車旅行とかしてみたいですね。
試乗が開いていたので試してみたBROMPTON。
小径車は今までもいろいろ試乗したのですが、安定性はぴかいちと感じました。
小径車にありがちな、ハンドルのふらつきが無いんですよね。
匠の技で10秒で折りたためるのもかっこいいし、欲し……買わない、買わないよ、うん。
CATEYEブースにて、間もなく発売するらしい革装のライトシリーズ。渋いですねー。
クロモリに似合いそうですが、ぬれると一発アウトっぽいのが難点ですね。
乗りたかったヤマハの電動アシストロードは整理券配布終了していて乗れなかったのですが、代わりにBenelliの電動MTBに乗ってみました。
車体はくっそ重いんですが、トルクをかけるとアシストがかかる仕様なので、坂道はすごい楽です。普段ロードに乗っていると、サスペンションがぐよんぐよんするのも面白いです。MTBのダウンヒルとかもいつかやってみたいですね。
団長安田さんに遭遇したのでサイン本をゲットしてツーショット。
町中で有名芸人とすれ違っても気づかない自信がある私ですが、団長安田さんは自転車関係のイベントでお見掛けする機会が多いので、ちゃんと顔識別ができる数少ない芸能人です。
電動アシストもう一本。
未来的なデザインでかっこいいBESVの電動アシストクロスです。バッテリーがフレームに溶け込んでいて、後付け感が無いのが良いですね。
デザインセンスでは各社の電アシ車のなかで一番だと思います。
ん、なんだこれ。
ふぉぉぉ、これ楽しぃぃぃぃぃ!!
パンプトラックと言いらしいです。
そんなこんなで。
日が暮れるまで遊び倒してしまいました。
暗くなる前に帰る予定だったんですけどね。
◇◆◇◆◇◆◇
で。
帰宅して戦利品を確認。
地域ブースで配っていた温泉の素と手ぬぐい、水に溶かして経口補水液を作れるタブレットORS、今も使ってて気に入っているErgoGripのグローブ、花粉症対策にスポーツマスクNAROO MASK F5s、団長のサイン入りヒルクラ本、試乗抽選会で残念賞としてもらった謎のひげ型タイヤレバー、同時開催のアウトドアフェスでもらった好日山荘のステッカー。
ErgoGripのグローブは手が動かしやすくて凄く好きです。普通に買っても4000円くらいと、自転車用グローブのなかでは比較的リーズナブルなんですが、この手のイベントで良く旧モデルが半額くらいになっています。今回も2000円でした。
経口補水液タブレットORSは、今年の夏に熱中症対策として試してみようと思って買ってみました。スポドリってずっと飲んでると飽きて来るので、味の薄い経口補水液のほうがロングライドで使いやすいんじゃないかと思った次第です。
NAROO MASKは前から気になっていたんですが、実店舗で見かけず、試せる機会を探していたところ、ちょうど販売ブースがあったので試着して購入しました。これで花粉シーズンを乗り切れると良いのですが、はたして効果はいかに……。
謎のヒゲタイヤレバー……これ使い物になるのかな。今度試してみます。
◇◆◇◆◇◆◇
以上、とり的サイクルモードライドのレポートをお送りしました。
次回からはブルベレポートに戻ります。
しーゆー。
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