週刊とりらいど

主に頭と足が鳥並の初心者ローディによる活動報告。北摂サイクリング同好会所属。

主に頭と足が鳥並の初心者ローディによる活動報告。
北摂サイクリング同好会所属。

とりインプレ:Lintaman ADJUST ROAD COMP

 どうも、今週末開催のアルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)に参加予定のとりです。

 とりが住んでいるクロモリを見かけたら気がるに声をかけてください。

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 ↑とりが住んでいるクロモリ

 

 さて、私は今まで、友人がサイズを間違えて買ったものを譲り受けたMAVICのビンディングシューズを使っており、ビンディングに慣れてないうちは特に気にならなかったのですが、慣れて来て引き足を使うようになると、引くときに足が浮いてしまい、サイズが合っていないことに気が付きました。

 

 そこで、AACRの前にサイズの合ったものに買い替えようと、色々なメーカーのシューズを試着してみたのですが、私は脚の甲が薄いようで、長さでサイズを合わせると、どうしても甲が余ってしまい、どれもしっくりときません。

 

 で、新製品が出るたびに試着をするシューズ難民を続けた末に見つけたのがこちら。

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 Lintaman ADJUST ROAD COMP

 http://www.lintaman.com/

 

 どうでも良いですけどリンタマンっていう響きがちょっと間抜けですよね。

 

 このシューズの特徴はなんといっても、二か所のアジャスター。

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 アジャスターで調整するシューズは他にもありますが、甲の部分も調整できるのは、これだけだと思います。

 

 メーカーがうたっている「今までサイクリスト達が持っていた悩みのすべてをこれ1足で解決できる画期的なシューズ」というのは大げさにしても、今までのシューズよりも調整範囲が大きいのは間違いないでしょう。

 

 ただ残念なのは、サイズにハーフサイズが無い点。厚みと幅はアジャスターで調整できるとはいえ、まずは縦の長さが合わないと話にならないので、フィッティングを売りにするのであれば、ハーフサイズもラインナップしてほしいところです。

 

 で。

 

 店頭試着をしてみたところ、サイズはばっちりだったのですが、丁度気に入った色が在庫切れだったので、取り寄せをお願いすることにしました。

 

 それから数週間。ようやく届いたリンタマンですが、試しに履いてローラー台を試してみると、どうもしっくりきません。

 今までのシューズで気になっていた引き足時の浮きは無くなったのですが、今後は踏み脚の際に指先に圧迫感があるのです。

 サイズの選択を間違えたかなー、実際にペダルを回してみないとわからないもんだなーと思いつつも、今更返品もできないので、履いているうちに慣れることを祈り、しばらく使ってみることにしました。

 

 そんな折、アルプスあづみのセンチュリーライドの車検の為に、自転車屋さんを訪ねたときのこと。

 

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店員さん

「とりさん、それは、はき方悪いせいですね」

 

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とり

「な、なんだってー!」

 

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店員さん

「こうしてこうしてこう(ちょちょいのちょい)」

 

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とり

「こ、これがリンタマンの真の姿……!」

 

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  冒頭の写真と比べれば一目瞭……すいません、わかりませんよね。

 

 実はリンタマンには、二か所のアジャスター以外にも、紐のかけかたでフィッティングを行う機能がついているのです。

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 ちゃんと箱の裏にも書いてあるのですが、深く考えず、届いたときの状態(Regular Fit)のままではいていました。

 で、店員さんが紐をかけかえてくれたのが「Natural Toe Fit」で、名前の通り、つま先がナチュラルな感じになるかけ方ですね。

 

 その結果。

 

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「指先はどこも強く当たらず、それでいて包み込まれるようなフィット感、こ、これは、まさにナチュラルトゥーフィット!」

 

 いやはやびっくりです。紐のかけかたひとつで、これほど履き心地が代わるとは思いませんでした。

 「Regular Fit」の場合、強く締めると足先が小指方向から締め付けられるため、私のように、長さはピッタリだけど上から抑え込みたい、といった場合にはしっかりと締め付けが行えず、結果として、踏み込むときにシューズ内で足が滑り、指が圧迫されていたようです。

 「Natural Toe Fit」の場合、指先方向からの締め付けをなくし、両サイドと、上からの締め付けを行うため、平たい足でもがっちりと絞めこむことができるようになりました。

 

 私とは逆に、横や厚みはぴったりだけど指先が余る、と言った場合には「Regular Fit」が、横方向が窮屈な場合は「Extra Wide Fit」がよさそうですね。

 

 単純に締め付けの強さを調整するだけではなく、圧のかかる方向を変えれるので、標準形のシューズではしっくり来ない人にも、調整次第でフィットさせることができる。なるほど「今までサイクリスト達が持っていた悩みのすべてをこれ1足で解決できる画期的なシューズ」という煽りは伊達ではなかったのかもしれません。

 

 すごいぞリンタマン、名前が間抜けとか言ってスイマセン。リンタマンサイコー。

 

 リンタマン買ったけどイマイチフィットしないわー、と思っている人がいたら、是非紐のかけ方を変えて試してみてください。

 

 そんなわけで。

 

 AACRに向けて、懸念事項のひとつが消え、「シューズが合わなくて足が痛かったからDNF(Did Not Finish 途中リタイア)しちゃった(テヘペロ)」という言い訳が使えなくなってしまいました。

 

 週末には長野に向けて出発だ! はたして鳥類はAACRを完走できるのか。

 週刊とりらいど、次回「さらばとり、あづみのに死す!」お楽しみに!

 

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