週刊とりくらいむ:十三峠~清滝峠(後編)
前回のあらすじ。
十三峠で出会った赤いCARRERAのローディ。
途中で追い抜くも、彼が病後のリハビリライド中と知り、やはり、鳥より遅いローディはいないことが証明されたのであった。
山頂駐車場で、クロモリのすばらしさを語らったり、ヒルクラ上達のアドバイスをもらったりしていると、暑さで疲弊した身体も程よく休まってきました。
時間は正午前、お腹が減って来たので、CARRERAさん(仮名)と別れ、十三峠トンネルを抜け、先週は反対から登った奈良側の道を下ります。
途中、タケノコの路上販売がありましたが、さすがにジャージのポケットにタケノコを入れて走るのはアウトだろうと諦めました。
お土産を買って帰れないというのが自転車の難点ですね。
今回は慣れたルートということもあり、ガーミンさんにコースを登録せずに来たのですが、この辺りは結構道が分岐しているので、たまに合っているか不安になります。下り坂の途中の分岐でルートに悩むと危険なので、安全のためにはルート登録しておいた方が良かったかもしれません。
さて、なぜ大阪側ではなく、奈良側に下ったかと言いますと。
近鉄生駒線 「東山駅」のすぐそばにあるこの店に行ってみたかったのです。
ローディの主食であるジェラートと、エネルギーに変換しやすい炭水化物の組み合わせ。まさにローディの為にあるような店です。
実は以前に一度、この店の前までは来たのですが、写真手前に写っているパン屋部分が閉店しており、てっきりレストランも閉店したのだと勘違いして、そのまま帰ってしまいました。
その後、実はレストラン側は営業していることを知り、これは行かねば!と思って機会を待っていたのです!
そんなわけで。
前菜、パン、サラダ、スープ。
おいしい。
たっぷり野菜のトマトソースパスタ。
すごくおいしい。
塩のジェッラート!
うんめぇぇぇ!
疲れた身体に甘さと塩味が染みます。
食レポブログではないので、控えめにしておきますが、この店ほんと美味しい。
とくにパスタが最近流行のモチモチ生麺ではなく、しっかりとした乾麺のアルデンテなのが私の好みでした。
ランチの中にはピザのセットもあるようなので、次に来たときはピザも食べてみたいですね。
さて、お腹もふくれ、当初の目的も達成したので、あとは帰るだけですが、裏十三峠は先週登ったので、今日は少し北上し、清滝峠を越えて大阪に戻ることにします。
ならサイクルロード(ならクル)に沿ってゆるりと走ります。
サイクルロードといっても、自転車専用道になっているわけではないのですが、行先がわかり易く示してあるので、安心して走ることができてありがたいですね。
それにしても暑い。
ここまで暑くなることは考えておらず、ボトルの水が心もとなくなってきたので、ちょっと寄り道。
フィットネススタジオが併設された変わったカフェですが、マスターが自転車好きで、サイクルスタンドを設置してくれているので、サイクリング中の休憩に丁度良いお店です。
マスターと雑談をしつつカフェオレで喉を潤し、ふとサイコンを見ると、ここまでの走行時間より休憩時間が多くなっていることに気づきました。いくらなんでも休み過ぎですね…。
ボトルに冷たい水を入れてもらい、清滝峠へ向かいます。
清滝峠
標高差218m 距離3.2km 平均斜度6.7% 最高斜度10.3%
これは 大阪側から登坂ルートですが、今回はまずは奈良側を登ります。
とはいっても、奈良側は距離も斜度も無いので、とくに書くことはありません。
この清滝峠、十三峠で練習をするようになるまでは、毎週登っていたのですが、最近はご無沙汰です。
せっかくなので、大阪側を下り終わったあと、大阪側を登りなおすことにしました。休憩のしすぎで体力は十分に残ってますしね。
序盤の急斜度さえ乗り越えてしまえば、あとは6~7%前後のゆるやかな登りなので、ペースを保って登れば、とりの脚力でも問題はありません。
とはいえ、最初に登ったときは、途中1回脚付きし、登り切ったあとは足がプルプルしてたので、貧脚は貧脚なりに成長しているのでしょうか。
今日は脚に余裕があったので、後半でスパートをかけようと思っていたのですが、なぜか距離感がずれていたようで、気が付けば余力を残したままゴール。
なんとなく不完全燃焼だったので、もう一度登りなおそうかとも思ったのですが、時間的に余裕がなかったので、「今日はグルメライドの日」と思うことにして、大人しく帰路へ。
どうも最近、慣れた場所を一人で走っていると、「楽なペース」で走ってしまっているようで、もうちょっとペースを上げて登る練習しないといけないなー、と反省した一日でした。
以上、今週のとりくらいむでした。